
半田水晶
若い力が躍動していく。深谷知広の弾丸捲りで幕を閉じた防府ウイナーズC。
通算4度目の4日制GⅡ優勝を達成した深谷は、賞金ランクでも2位に浮上してグランプリ出場へ大きな後押しとなった。
同日に行われたガールズフレッシュクイーンでは、現役最年少の北岡マリアが優勝して新風を吹き起こした。
同レースで迷いなく先行してアピールした半田水晶=写真=(4着)には、スケールの大きさを感じた。
昨年デビューを果たした半田は果敢な攻めを身上に売り出し中。直近4カ月の最終バック奪取は23本、逃げの決まり手は14回(29日現在)。
ガールズ屈指の先行力を誇る奥井迪でさえ同バック16本、逃げ11回。先駆者を上回る数字をマークしている。
半田は「先行は意識していますね。カッコイイ勝ち方を意識していて。後ろでためて捲る方が勝ちやすいと思うけど、今はカッコ良く駆けることを志して。自分のためにも、いつか実を結ぶと思う」と思い描く。
自分の中で確固たる信念を持っている印象だ。理想像に向けて出し惜しみしない姿勢が〝果敢な先行〟スタイルにつながっている。
1月岐阜の決勝ではホーム過ぎで叩くと久米詩、小林優香の巻き返しを封じて末良く押し切ってVを飾っった。
非凡な脚力を披露する一方で、3月松山ではホームから先行したがゴール前で末を欠いて準V。「ここまでは順調には来ているけど、主導権を取る幅が狭いですね」と課題を口にして日々、先行力を磨いている。
また、強者の存在が自身をかき立てる。「ナショナルチームの選手も凄いし、まだトップスピードと組み立ては甘い。勉強させてもらっている一年ですね」。
さらなるレベルアップを目指して目を輝かせる。果敢な仕掛けを身上に、ダイナミックに攻めていく。(栗林幸太郎)


